“新世代育成セミナー”

新世代育成セミナーとロータリーとの関わり 会長 味田豊
 ロータリーの奉仕活動のなかで青少年奉仕は大きなテーマとして取り上げられてまいりました。毎年9月を「青少年奉仕月間」として重視してまいりました。特に1996〜97年度のRI会長ルイス・ジアイ氏は、青少年を未来の申し子として新世代と呼び、新世代の育成とわれわれロータリアンの新世代への関心を喚起されました。この年度から9月は「新世代のための月間」と名称が変わりました。

私達のクラブが、鈴木政則会員の提唱によりまして、小学校の高学年と中学生を主な対象として「新世代育成セミナー」を発足させましたのは、1996年のことです。確かにロータリーは、インターアクトやローターアクト、青少年交換やRYLA等の素晴らしいプログラムを新世代のために提供してきました。これらのプログラムにできるだけ多くの新世代の人たちが参加できるよう、われわれは努めるべきです。しかしこれですべて良しではありません。これらのプログラムにこだわることなく、多くのロータリアンと新世代の人たちが直接語り合える機会をできるだけ多くつくることが肝要であると考え、「新世代育成セミナー」を開催しております。平成8年5月11日を第1回といたしまして、平成8年8月11日、11月9日に、平成9年8月30・31日(1泊2日)、11月1日、平成10年8月30・31日(1泊2日)と回を重ねてまいりまして、着実に地域社会に定着したセミナーになりつつあります。私達がやがて21世紀を迎えるに当り、私達が築いてきたものを手渡す子供たちのことを思うときにまず手元のできることから着実に、しかもビジョンを持って行動することから始めなければならないと考えます。子供たちが感動を覚えられるような機会と、自然や人との触れ合いを深めることのできる環境、そして、さまざまな体験が得られる機会を充実することが必要と思われます。それが「新世代育成セミナー」です。ルイス・ジアイRI元会長は「次の世代を準備することによって、未来を築こう。」といっておられます。次代を担う子供たちの健全育成は、われわれに課せられた大きな課題であります。
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